りすたーと農業部の取り組み

EFFORTS OF THE RESTART AGRICULTURE DEPARTMENT

メンタルサポート belief plus について メンタルサポート belief plus について

代表メッセージ

株式会社メンタルサポートbelief plus
代表取締役 藤田 茂治

【社名に込めた思い】日々、原点に立ち返るために

私たちは何のために仕事をするのか。お金のため。それもあります。しかし出発点は、「誰かの役に立ちたい」という純粋な気持ちだったのではないでしょうか。私の場合は「精神障害者の方が、自分らしく生活できるお手伝い」というものでした。
弊社の社名に入っている「belief」を日本語に訳すと「信念」という意味になります。仕事で人とあいさつする時は自分の社名を口にすることがあります。だから大事な信念を忘れないように、社名に「belief」の文字を入れたのです。おかげで自己紹介をするたびに、気持ちがシャキッとし、原点に立ち返ることができています。

【私の原点】精神科に特化した訪問看護ステーションの意義

十代の頃の私は、精神的に不安定な時期がありました。理由もよくわからないその孤独感と絶望感。そして理解されないもどかしさが生む悪循環の中、日々を過ごしていました。高校を卒業し、学費が安いという理由で国立の看護学校に入学しました。そしてそこで精神科の世界に出会ったのです。薬や施術だけではない、人を救うための、まったく違ったアプローチがあることに衝撃を受けました。実習に行くと、そこには以前の自分と同じように、周囲の理解が得られず苦しい思いを抱いている人たちがたくさんいました。
卒業後、大学病院の精神科や精神科単科の病院に就職。平成17年には精神科に特化した訪問看護ステーションの立ち上げメンバーとして立ち上げ、所長として活動をしました。 その後も日本の精神科医療や精神科訪問看護のためにたくさんの活動をしてきました。しかし、理解してもらえないもどかしさは続き、さまざまな誤解も受け、苦しい思いをしてきました。精神疾患を持つ方々を支援する側の立場にいて、さまざまな活動をしてきましたが、理解されない現実も多く感じました。
その活動から「この世界(精神科の業界)を何とかしなければならない」という思うが日に日に強くなっていきました。 「十代の頃に自分が感じた、あの辛い思いをする人を減らしたい。そしてもうこれ以上増やしたくない。」そんな気持ちが現在の仕事につながっています。

【これからのビジョン】精神障害者の自律のためにできること

超高齢化社会に向かって突き進む日本は、労働力不足が深刻な問題となっています。私は精神障害者さんの社会参加が、ひとつの答えになると考えています。退院した精神障害者さんを地域で受け入れる。そのための住む場所、働く場所を提供したい。現在は訪問看護ステーションという形態ですが、ゆくゆくはグループホームや、アパート・マンション経営、農作物の生産、そこで採れた食材を使っての飲食店といった事業を展開したいと考えています。
現在は私どもの考えに賛同してくださっている飲食店とさまざまなことでコラボレーションをしています。精神科医療と飲食店のコラボレーション。まだどこにもない新しい取り組みも始めています。そして、地主さん、農家さんとのコラボレーション。この取り組みが新しい精神科訪問看護の在り方を築いていくものと確信しています。 手を広げ過ぎと思われるかもしれませんが、すべて精神障害者さんたちが自律し、社会参加するために必要なこと。自分で稼いだお金で、自分の保険で、自分で生活をする。精神障害者さんの自律を少しでも後押しできたら、これ以上にうれしいことはありません。
精神障害を持っている人が夢と希望を持って働ける場所
大宮駅南銀座通りに「能登のお出汁と旬魚~繋KEI~」をオープン。
能登のお出汁と旬魚 繋 KEI(大宮駅/和食)<ネット予約可> | ホットペッパーグルメ (hotpepper.jp)
二号店に金沢駅前店をオープン予定。

プロフィール・活動内容はこちら

りすたーと農業部とは ABOUT

  • 訪問看護ステーションりすたーとでは、精神障害者の皆さんが社会参加するための働く場所『りすたーと農業部』を立ち上げました。
    福祉的就労と言われる作業所や、一般企業での障害者雇用とは異なり、
    りすたーと農業部では「働く」を通して「自分らしさを見つけていく」ことに重きをおいて活動しています。 
    現在は完全水耕栽培のスプラウトにんにくの生産や、スプラウトにんにくを使用した加工品販売を行っています。
    これらの製造・販売を事業化していくことで利用者さんたちの働く場所を創出し、活動場所、生きやすい環境を提供していきたいと考えています。
  • 農業部の事業を通じて、『自分が育てたものを販売し、自分で稼ぎ、自分の人生を選択していく』そんな環境が拡がっています。 
    農業部スタッフは『作る人、食べる人、多くの人の笑顔のために』をモットーに皆様にこだわりのスプラウトにんにくをお届けしたいと思っています。 
    スタッフが一つ一つ丁寧に仕上げるスプラウトにんにく。
    「心も身体も元気に」そんな願いもこめて生産しています。
    ぜひ一度、お試しいただけたら嬉しいです。
  • りすたーと農業部とは
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農業部のヒストリー history

スプラウトにんにくとの出会い

スプラウトにんにくとの出会い

『全ては社会資源になる』その考えから、日々色んなお店に足を運んでいた所長は、2018年7月にさいたま市内の高級焼き鳥店に行き着きました。
どれも一流でとても美味しい。お酒を片手に店主と何気ない会話をしているとき、『スプラウトにんにく』との出会いが訪れました。
「中々手に入らないんですよね…」店主のその言葉に興味を持ち、すぐさま携帯で調べてみると、室内でも栽培できるとの情報を発見。
かねてから『精神科と飲食店のコラボレーション』と『精神疾患を経験した人の農業を通した働く場の創出』の実現を思い描いていたこともあり、「これなら自分たちにもチャレンジできるかも」。その可能性を感じ、自らスプラウトにんにくを育てることにしました。

事業化を決めた瞬間

スプラウトにんにくの栽培は、味噌汁茶碗のような器でひっそりと始まりました。
「せっかく育てるなら特別なものを」
その思いから、たくさんの産地のにんにくを取り寄せて試行錯誤を繰り返していくと、きれいに発芽してスプラウトにんにくへと成長。
スプラウトにんにくを紹介してくれた店主の元に持っていくと「こんなに大粒で立派なものは見たことがない」「中国産とは違う品質」「店舗でも扱いたい」と嬉しい反響が。
この言葉をきっかけに、本格的な商品開発がスタートしていきます。

事業化を決めた瞬間
試行錯誤の日々

試行錯誤の日々

もともと農業の会社ではないため、私たちにノウハウは全くありません。
栽培開始から安定生産ができるまでの3年間、育てる場所はりすたーと事務所の一室。
小さな一部屋からの、まさにスモールスタートです。
量ではなく質を大切にすることにし、美味しさの追求を目指しました。
品質の良いスプラウトにんにくを生産するための水温や光管理はとても大変でした。 
試行錯誤を重ね、現在では青森県の契約農家さんが育てる非常に上質な福地ホワイト六片を仕入れ、スプラウトにんにくを栽培しています。

  • スプラウトにんにくとの出会い
  • スプラウトにんにくとの出会い
  • りすたーと農業部の設立

  • スプラウトにんにくのノウハウが出来上がりつつあるものの、訪問をしながら栽培をしていくことには限界を感じはじめます。
    そこで所長は、訪問看護を受けている利用者さんに「ボランティアとしてちょっと手伝ってもらえないか」と声をかけました。
    この一言を機に、スプラウトにんにくの専門部隊が誕生。同好会のような雰囲気は残しつつも、活動はゆるやかに少しずつ本格化していきます。
    そして数か月のボランティア期間を経て、アルバイト雇用へと進化していきました。

  • 変化し続けるりすたーと農業部
  • 変化し続けるりすたーと農業部
  • 変化し続けるりすたーと農業部

  • 徐々にスタッフも増え、事業化が加速していきます。
    当初は簡易的な水槽でしたが、現在では酸素を送り水も循環させるモーターを備えた蓋つきの水槽にバージョンアップ。設置数も大幅に増やしました。もちろん、全て手作りです。
    これによりスプラウトにんにくの生産数が増え、加工品の開発も進んでいきます。
    スタッフ内での話し合いを重ね、ときに失敗もしながらみんなで取り組んできました。
    そして、2022年8月に加工品の賞味期限検査などが全て終了し、ようやく販売までこぎつけました。

  • りすたーと農業部のこれから
  • りすたーと農業部のこれから
  • りすたーと農業部のこれから
  • りすたーと農業部のこれから

  • まだまだ進化途中のりすたーと農業部。今後は加工品販売を軌道に乗せ、カフェ事業の展開に向かって突き進んでいきます。
    『10年後の100万人の笑顔のために』
    りすたーと農業部での活動が全国に広がっていくことを願って、まずは目の前のことに一つ一つ取り組み、ノウハウを蓄積してきたいと考えています。

スプラウトにんにく取扱店舗 stores

店名 住所
お食事処 旬菜 埼玉県ふじみ野市駒林元町1丁目1−1
TEL:049-266-3023
https://syunsai0522.com/
炭火焼鳥 松鳥 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-389-7 こんのビル1F
TEL:050-5486-6586
https://yakitorimatsudori.gorp.jp/
牛たんkaiseki千乃 埼玉県さいたま市大宮区2-43-1 4階
TEL:048-783-4129
https://senno.owst.jp/
3匹のひつじ 埼玉県さいたま市大宮区仲町1-65-2 金井ビル
TEL:050-5486-0248
https://sanbikinohituji.gorp.jp/
鳥せい北浦和店
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-13-5
048-711-8028
https://tabelog.com/saitama/A1101/A110102/11041110/
能登のお出汁と旬魚
~繋KEI~
埼玉県さいたま市大宮区仲町1-29-1
048-729-4342
048-711-8028
https://www.hotpepper.jp/strJ003693411/

スプラウトにんにくのご注文はこちら ORDER

  • スプラウトにんにく担当者 
    / 高野

    【りすたーと事務所】048-782-9835

    【担当 高野】080-4162-8925

  • りすたーと農業部販売サイト

    ECサイト